2023/10/23 21:21

ギタラバ2023NAGOYA 限定コラボ

Plexitionスペックアップ版 開発秘話①

〈実はPlexitionのスペックアップ版を打診された当初はお断りするつもりでした。〉



 元々Plexitionはパーツのもつトーンに頼らず回路設計で音を作り込む事をコンセプトとして取り組みました。通常バージョンの内部を見て頂くと分かりますが、ほぼ現行パーツです。それは回路設計で音を作るならバラツキのあるヴィンテージパーツ(以下 VP)を使うよりも現行パーツの方がよほど優秀で使いやすいからです。

ですから、名古屋パルコ店の加藤建さんからVPで組んでみては?との提案を受けたときは正直乗り気ではありませんでした。何なら断るつもりでした。


〈ヴィンテージ パーツを使う必要があるのか?〉

 そもそも私はヴィンテージを無条件にありがたがるタイプではありません。そこにしかない音や歴史があるからこそ価値があると思っています。正直できる事ならVPは採用したくないと考えているくらいです。それでも、もっと良い音と出会えるかもしれないという好奇心から辿り着いた結果がVPだった。それだけの話なんです。

もちろん、VPに対するミーハーな気持ちがあることも否定しませんが。。。